上根拓馬展■21世紀、高天原のゆくえ■渋谷・Bunkamura
ガラス作家・高橋まき子さんのパートナーとして
その活動を知った造形作家・上根拓馬氏。
仏像のような、ロボットのようなユニークな作品を
創作して注目を浴びる彼の個展開催最終日の
渋谷・Bunkamura Box Galleryへ。
唯一無二、宇宙時代の新しき仏像のかたち。
多くの刺激を受けた展覧会。
上根拓馬展■21世紀、高天原のゆくえ■
2017年8月19日(土)~8月27日(日)
10:00-19:30
★Bunkamura Box Gallery
東京都渋谷区道玄坂2-24-1
Bunkamura 1F メインロビーフロア
03-3477-9174
あるものは座禅を組み、あるものは楽器を奏で、あるものは弓を射る。ヘルメットのようにまるい頭部からは動物を象った骨が覗き、腰にまとった布は風になびいてはためいています。はたしてSFの世界に住まう生き物なのか?それとも古代の神々の化身なのか?過去と未来、時空も空間も凌駕し君臨する生物。近未来的な宇宙人のようであり、日本の遥か昔に奉られた神具のようでもあるそれらは「Gardien(ガーディアン)」と名付けられ、現代日本アート界に颯爽とあらわれました。
2017年アートフェア東京で個展ブースが注目を浴び、美術雑誌でも取り上げられるなど、近年目覚ましい活躍をしている新進気鋭のアーティスト、上根拓馬。仏像の宗教観に新たな視点を吹き込んだフィギュアの制作や、それらを基盤とするインスタレーションを行っています。幼いころに仏像に出会った際、内部から漏れ出る濃密な気配に畏怖の念を抱いたという上根は、同時期に見たSF映画の宇宙服や日本のロボットに対しても、同様の感情を抱いたと言います。やがて畏怖の念は憧れに代わり、長い時間をかけてその精神性を制作に落とし込んできました。
Bunkamura Galleryでは初となる本個展では、大好評のGardienシリーズ旧作に加え、上根のアーティストとしての進化のみられる最新作がご覧いただけます。この夏日本現代アート界のニューウェーブ、上根拓馬の世界を、是非ご体感下さい。
「ガーディアンズ 飛天 , Apsaras in flight 南25号」
エポキシ樹脂、レジンキャスト、樹脂石膏、金属、頭骨
2017年 29cm×18cm×18cm
「ガーディアンズ ,the Devas 火天」
エポキシ樹脂・レジンキャスト・ミクストメディア
2013年 25×25×45cm
「ガーディアンズ 飛天 , Apsaras in flight 南23号」
エポキシ樹脂、レジンキャスト、樹脂石膏、金属、頭骨
2017年 29cm×18cm×18cm
★上根拓馬
STUDIO BAU CA
ブログ:http://studiobau.blog69.fc2.com/
1978年大阪府生まれ。2002年東京造形大学美術学科卒業。
「開けゴマ!vol.2美術誕生」準大賞受賞。
「Abflug 2002」、「DANKE OSAKA」、
「東京ワンダーウォール公募2002」、「TAKO KITE」、
「MINI MINI MORTER SHOW」、
「現代美術-茨木展」、「美術誕生受賞者新作4人展」、
「JEANS SHOP GINZA」、「TOKYO GECO AWARD 2006」など、
個展・グループ展で積極的に作品発表を行っている。
この記事へのコメント
高天原のゆくえですか!
考えたこともない世界ですが、芸術の世界と融合?
信じる人には神はどのようなお姿でも良いと思ってはいます。
最初のお題の「貴方が見つける守り神」ですね。分かったような分からないような。無いよりかは良いと思う(笑)
未来志向の守護神のような感じもして…
とてもユニークな像ですね~!
私はこんな守り神を手元に置いたら、
気分は宇宙になりそうです~☆
上根拓馬さんの発想が独創的で素晴らしいなぁ~と感動しました。
感想を書くことすら意味が無いと思うぐらいスゴいです。
以前から上根拓馬さんの作品を画像で拝見していて…一度しっかり見たいと思っていて、今回の展覧会に出かけました。
それぞれが緻密で素晴らしい発想の作品に圧倒されました!
上根さんと高橋まき子さんカップル、お互いの切磋琢磨も素晴らしいです~♪