■おいしいボタニカルアート■食を彩る植物のものがたり
ビル風の冷たい午後
会期末になって慌てて出かけた
新宿西口・SONPO美術館で開催された
■おいしいボタニカルアート■
食を彩る植物のものがたり展へ。
かつてボタニカルアートを
角田葉子先生から学び
「科学の目で観察しアートの心で描く」
と教えられた植物画。
写真がない時代から植物を詳細に眺め
正確に記録したボタニカルアートは
イギリスで最も盛んになり
今回、英国キュー王立植物園より
食べられる植物を描いた作品が
詳細で緻密な筆致で表現され
作品に顔を近づけて、眺めたしあわせな時。

■おいしいボタニカルアート■
食を彩る植物のものがたり
2022.11.05(土)- 2023.01.15(日)
SONPO美術館
〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
Tel : 050-5541-8600(ハローダイヤル)
公式サイト
https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2021/botanical-art/
英国キュー王立植物園の協力のもと、食用となる植物を描いたボタニカル・アート(植物画)の展覧会を開催します。野菜、果物はもちろん、ハーブやスパイスなど、身近なものから珍しいものまで、さまざまな食材を植物(食物)にまつわる物語と共に紹介します。古いレシピや、食卓を飾るティー・セット、カトラリーなどの資料類も展示し、「おいしい」ボタニカル・アートを通じて、イギリスの歴史と食文化をたどります。




ウィリアム・フッカー《ブドウ「レザン・ド・カルム」》1818年▽
ウィリアム・フッカー《モモ「グリムウッズ・ロイヤル・ジョージ」》1818年▽
ウィリアム・フッカー《リンゴ「デヴォンシャー・カレンデン」》1818年▽
ウィリアム・フッカー《イチゴ「ウィルモッツ・レイト・スカーレット」》1818年▽
エメ・コンスタン・アンリ《トウモロコシ》1828~1833年▽
ゲオルク・ディオニシウス・エーレット《ザクロ》1771年▽
ジョゼフ・ヤコブ・リッター・フォン・ブレンク《ターニップ(カブ)1788~1803年頃▽
インド(カンパニー・スクール)の画家《茶の木》19世紀初め▽
プヤレ・ラル《ライ豆》1809年▽
今回は食空間プロデューサー・山本侑貴子さん監修で
ヴィクトリア朝の主婦のバイブル『ビートン夫人の家政読本』を参考に、
19世紀のテーブル・セッティングを再現




最後にSONPO美術館収蔵の
セザンヌ《りんごとナプキン1879ー80年》▽
また東郷青児《かぼちゃ》▽
さまざまな工夫をこらした
ボタニカルアート好きの方にはたまらない展覧会。
最近読み終えた
日本の植物学者・牧野富太郎の自伝小説
「ボタニカ」

朝井まかての描く牧野富太郎は
生きいきとそこに息づいているような感覚になり
最初の「春は山をあたらしくする」という言葉に
感動しつつ500ページほどを一気に読みました。
牧野富太郎は日本で独学による植物研究に一生をささげた
人物で、幼いころからの野山を駆け巡り
植物採集をしその植物をひたすら描き研究するスタイルを
死ぬまで続けた野生児のような魅力的な学者。
私の敬愛する、会いたかった人です。
会期末になって慌てて出かけた
新宿西口・SONPO美術館で開催された
■おいしいボタニカルアート■
食を彩る植物のものがたり展へ。
かつてボタニカルアートを
角田葉子先生から学び
「科学の目で観察しアートの心で描く」
と教えられた植物画。
写真がない時代から植物を詳細に眺め
正確に記録したボタニカルアートは
イギリスで最も盛んになり
今回、英国キュー王立植物園より
食べられる植物を描いた作品が
詳細で緻密な筆致で表現され
作品に顔を近づけて、眺めたしあわせな時。

■おいしいボタニカルアート■
食を彩る植物のものがたり
2022.11.05(土)- 2023.01.15(日)
SONPO美術館
〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
Tel : 050-5541-8600(ハローダイヤル)
公式サイト
https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2021/botanical-art/
英国キュー王立植物園の協力のもと、食用となる植物を描いたボタニカル・アート(植物画)の展覧会を開催します。野菜、果物はもちろん、ハーブやスパイスなど、身近なものから珍しいものまで、さまざまな食材を植物(食物)にまつわる物語と共に紹介します。古いレシピや、食卓を飾るティー・セット、カトラリーなどの資料類も展示し、「おいしい」ボタニカル・アートを通じて、イギリスの歴史と食文化をたどります。
ウィリアム・フッカー《ブドウ「レザン・ド・カルム」》1818年▽

ウィリアム・フッカー《モモ「グリムウッズ・ロイヤル・ジョージ」》1818年▽

ウィリアム・フッカー《リンゴ「デヴォンシャー・カレンデン」》1818年▽

ウィリアム・フッカー《イチゴ「ウィルモッツ・レイト・スカーレット」》1818年▽

エメ・コンスタン・アンリ《トウモロコシ》1828~1833年▽

ゲオルク・ディオニシウス・エーレット《ザクロ》1771年▽

ジョゼフ・ヤコブ・リッター・フォン・ブレンク《ターニップ(カブ)1788~1803年頃▽

インド(カンパニー・スクール)の画家《茶の木》19世紀初め▽

プヤレ・ラル《ライ豆》1809年▽

今回は食空間プロデューサー・山本侑貴子さん監修で
ヴィクトリア朝の主婦のバイブル『ビートン夫人の家政読本』を参考に、
19世紀のテーブル・セッティングを再現
最後にSONPO美術館収蔵の
セザンヌ《りんごとナプキン1879ー80年》▽
また東郷青児《かぼちゃ》▽
さまざまな工夫をこらした
ボタニカルアート好きの方にはたまらない展覧会。
最近読み終えた
日本の植物学者・牧野富太郎の自伝小説
「ボタニカ」

朝井まかての描く牧野富太郎は
生きいきとそこに息づいているような感覚になり
最初の「春は山をあたらしくする」という言葉に
感動しつつ500ページほどを一気に読みました。
牧野富太郎は日本で独学による植物研究に一生をささげた
人物で、幼いころからの野山を駆け巡り
植物採集をしその植物をひたすら描き研究するスタイルを
死ぬまで続けた野生児のような魅力的な学者。
私の敬愛する、会いたかった人です。
この記事へのコメント
あるんですか。それでは、この展覧会、
見応えがあったでしょうね。
私の娘も、子供の頃、将来はこういう絵を
描くんだと宣言してたんですが、結局、
全然関係ない方面に進んでしまいました。
この展覧会、食用となる植物をテーマにしてるので、
親しみが持てて楽しそうだと思いました。
牧野富太郎は、私の亡き叔父が敬愛する人物でした。
小学生の頃、植物採集を手伝ってもらう、というか、
指導してもらった時に、牧野富太郎の
植物図鑑を大事そうに、だけど、楽しそうに
見ていた叔父の姿を思い出します。
学生時代からどちらかというと細かい描写の絵が好きで
時間ができたころからボタニカルアートを学んでいました。
これから又庭の花々を少しずつ描けたら…と、思っています。
牧野富太郎先生のご自宅も開放され、その展覧会にも出掛けています。
今回の展覧会では食用となる植物の絵でしたから
日常に見る果物や野菜など、楽しく見て回りました~♪
yasuhikoさんも叔父様に植物採集を手伝ってもらった
素敵な体験があるんですね~☆
パソコンのマウスが無作動なんで指で書き込んでいたら変なことに。
来年の朝ドラも牧野富太郎氏とか。
高知の植物園は小学校の一泊の修学旅行先でした。
生家は…高知にまた行きましょうー。
脱線しますが、キューガーデンズ良かったです。
コメントに気が付くのが遅くなって・・・
お返事遅くなって、ごめんなさい💦
牧野富太郎は四国男子らしい方だったような気がしています。
そちらに植物園もあったのですね~!
次回はぜひご一緒させてください~☆
ッとボタニカルアートのことを知ってるような書き方をしてますが、詳しくは解らないのがつらいところで…。
西洋絵画は或る意味 リアルに書く事が多いので、美術として根付いているのでしょうネ。
そこで想い出すのがシーボルト、彼の描く絵もホントにリアル。
彼は科学者としてきっちり描いてると考えていたんですけど、教養としてボタニカルアートを嗜んでいたのかなぁ。
ボクはおおざっぱにしか描けないので、コレだけキッチリ掛けるyがただひたすらうらやましいです。
以前、ボタニカルアートを学んでいましたが
あまり私は才能はないような気がします~(笑)。
美大受験も細密画でしたから、細やかな描写は好きです。
でも、おーちゃんさんのようなイラストのような描き方は
全くうまく描けず、いつも羨ましい…と、思っています。
ボタニカルアートは、かつて写真がない時代に生まれた
描き方ですから、繊細な観察力も必要な超写実でしょうか。