■内藤礼 生まれておいで 生きておいで■東京国立博物館
朝のピラティスレッスンを終え
中央線に乗り、車中で当日の予約を入れようと
東京国立博物館のページをチェックし
前日までの予約のみと知り、そのまま東博へ。
暑い中、長蛇の列に並び午後2時半の当日券を入手。
この日目指した展覧会は
■内藤礼 生まれておいで 生きておいで■
東京国立博物館の膨大な収蔵品から
内藤礼によって選ばれた
縄文の土から生まれた物たちが
こちらに静かに語りかけるように感じられ
自分の今に繋がりも・・・
今まで入ったことのない東博の特別5室の空間が美しく
内藤礼の世界観と呼応して、
部屋の隅に用意された低い板間に座って
しばし瞑想の状態に。
■内藤礼 生まれておいで 生きておいで■
2024年6月25日(火) ~ 9月23日(月・休)
9時30分~17時00分
★東京国立博物館
第1会場:平成館 企画展示室、
第2会場:本館 特別5室、
第3会場:本館 1階ラウンジ
「本展は、当館の収蔵品、その建築空間と美術家・内藤礼との出会いから始まりました。内藤が縄文時代の土製品に見出した、自らの創造と重なる人間のこころ。それは、自然・命への畏れと祈りから生まれたものであり、作家はそこに「生の内と外を貫く慈悲」を感じたといいます。会期中、自然光に照らし出される展示室では、かつて太陽とともにあった生と死を、人と動植物、人と自然のあわいに起こる親密な協和を、そっと浮かび上がらせます。本展を通じて、原始この地上で生きた人々と、現代を生きる私たちに通ずる精神世界、創造の力を感じていただけたら幸いです。」
展示会場が3か所になっていて
まずは平成館へ向かいます。
細長い空間の中に展示されたガラスの作品や縄文のものが
白い雪のように見える台の上に置けれ
頭上には揺らぐ球体。
入場制限をしながら鑑賞するスタイル。
次の第2会場は平成館から本館本館 特別5室に移動し
しばらく入場まで待ち少人数で十分に鑑賞するスタイルにも
内藤礼さんの意思が感じられ、ゆったり作品と空間を味わう
至福の時間。
ここから常設の展示室を巡り
最後の第3会場の本館1階のラウンジへ
窓越しに見える庭園風景▼
この展覧会の展示室への移動で
常設展示室の各部屋を鑑賞するのも楽しみでした。
わたくしの好きな遮光器土偶 縄文時代 前1000~前400年
大きな目が雪国の照り返しから目を守るイヌイットの遮光器に
似ているところから呼ばれている名前▼
一石経(いっせききょう)室町時代・16世紀
小石に経文を墨または朱で書き写したもの▼
埴輪の展示室▼
★内藤礼(ないとうれい)
1961年広島県生まれ、現在東京を拠点に活動。「地上に存在することは、それ自体、祝福であるのか」をテーマに作品を制作。その作品制作において「生と死」は分別できないものとして問われている。光、空気、水、重力といった自然がもたらす事象を通して「地上の生の光景」を見出す空間作品を生み出してきた。
これまでの主な個展に「地上にひとつの場所を」佐賀町エキジビット・スペース(東京、1991年)、「地上にひとつの場所を」第47回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館(1997年)、「Being Called」カルメル会修道院(フランクフルト、1997年)、「すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」神奈川県立近代美術館 鎌倉(2009年)、「信の感情」東京都庭園美術館(2014年)、「信の感情」パリ日本文化会館(2017年)、「Two Lives」テルアビブ美術館(2017年)、「明るい地上には あなたの姿が見える」水戸芸術館現代美術ギャラリー(2018年)、「うつしあう創造」金沢21世紀美術館(2020年)、「breath」ミュンヘン州立版画素描館(2023年)がある。
恒久展示作品に「このことを」家プロジェクト きんざ、ベネッセアートサイト直島(2001年)、「母型」豊島美術館(2010年)がある。1994年日本現代藝術奨励賞(インスタレーション部門)、2003年第一回アサヒビール芸術賞、2018年第60回毎日芸術賞、2019年第69回芸術選奨文部科学大臣賞(美術部門)受賞。
入場まで時間があったので遅いランチを
東博にあるホテルオークラの「ゆりの木」で
ユリの木定食をビールと共に・・・☆
以前より外国の方も多くレストランも平日にもかかわらず30分待ちでした~💦
中央線に乗り、車中で当日の予約を入れようと
東京国立博物館のページをチェックし
前日までの予約のみと知り、そのまま東博へ。
暑い中、長蛇の列に並び午後2時半の当日券を入手。
この日目指した展覧会は
■内藤礼 生まれておいで 生きておいで■
東京国立博物館の膨大な収蔵品から
内藤礼によって選ばれた
縄文の土から生まれた物たちが
こちらに静かに語りかけるように感じられ
自分の今に繋がりも・・・
今まで入ったことのない東博の特別5室の空間が美しく
内藤礼の世界観と呼応して、
部屋の隅に用意された低い板間に座って
しばし瞑想の状態に。
■内藤礼 生まれておいで 生きておいで■
2024年6月25日(火) ~ 9月23日(月・休)
9時30分~17時00分
★東京国立博物館
第1会場:平成館 企画展示室、
第2会場:本館 特別5室、
第3会場:本館 1階ラウンジ
「本展は、当館の収蔵品、その建築空間と美術家・内藤礼との出会いから始まりました。内藤が縄文時代の土製品に見出した、自らの創造と重なる人間のこころ。それは、自然・命への畏れと祈りから生まれたものであり、作家はそこに「生の内と外を貫く慈悲」を感じたといいます。会期中、自然光に照らし出される展示室では、かつて太陽とともにあった生と死を、人と動植物、人と自然のあわいに起こる親密な協和を、そっと浮かび上がらせます。本展を通じて、原始この地上で生きた人々と、現代を生きる私たちに通ずる精神世界、創造の力を感じていただけたら幸いです。」
展示会場が3か所になっていて
まずは平成館へ向かいます。
細長い空間の中に展示されたガラスの作品や縄文のものが
白い雪のように見える台の上に置けれ
頭上には揺らぐ球体。
入場制限をしながら鑑賞するスタイル。
次の第2会場は平成館から本館本館 特別5室に移動し
しばらく入場まで待ち少人数で十分に鑑賞するスタイルにも
内藤礼さんの意思が感じられ、ゆったり作品と空間を味わう
至福の時間。
ここから常設の展示室を巡り
最後の第3会場の本館1階のラウンジへ
窓越しに見える庭園風景▼
この展覧会の展示室への移動で
常設展示室の各部屋を鑑賞するのも楽しみでした。
わたくしの好きな遮光器土偶 縄文時代 前1000~前400年
大きな目が雪国の照り返しから目を守るイヌイットの遮光器に
似ているところから呼ばれている名前▼
一石経(いっせききょう)室町時代・16世紀
小石に経文を墨または朱で書き写したもの▼
埴輪の展示室▼
★内藤礼(ないとうれい)
1961年広島県生まれ、現在東京を拠点に活動。「地上に存在することは、それ自体、祝福であるのか」をテーマに作品を制作。その作品制作において「生と死」は分別できないものとして問われている。光、空気、水、重力といった自然がもたらす事象を通して「地上の生の光景」を見出す空間作品を生み出してきた。
これまでの主な個展に「地上にひとつの場所を」佐賀町エキジビット・スペース(東京、1991年)、「地上にひとつの場所を」第47回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館(1997年)、「Being Called」カルメル会修道院(フランクフルト、1997年)、「すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」神奈川県立近代美術館 鎌倉(2009年)、「信の感情」東京都庭園美術館(2014年)、「信の感情」パリ日本文化会館(2017年)、「Two Lives」テルアビブ美術館(2017年)、「明るい地上には あなたの姿が見える」水戸芸術館現代美術ギャラリー(2018年)、「うつしあう創造」金沢21世紀美術館(2020年)、「breath」ミュンヘン州立版画素描館(2023年)がある。
恒久展示作品に「このことを」家プロジェクト きんざ、ベネッセアートサイト直島(2001年)、「母型」豊島美術館(2010年)がある。1994年日本現代藝術奨励賞(インスタレーション部門)、2003年第一回アサヒビール芸術賞、2018年第60回毎日芸術賞、2019年第69回芸術選奨文部科学大臣賞(美術部門)受賞。
入場まで時間があったので遅いランチを
東博にあるホテルオークラの「ゆりの木」で
ユリの木定食をビールと共に・・・☆
以前より外国の方も多くレストランも平日にもかかわらず30分待ちでした~💦
この記事へのコメント
Eテレ『日曜美術館』の特集を見て、
心惹かれるものがあるなと感じてた方の
展覧会…というか、展示空間ですね。
本館特別5室の窓を開け放った様子が
興味深い気がします。縄文の赤ちゃんの足型は、
別の展覧会で目にした事がありました。
あれは縄文人の心を感じさせる貴重な遺物ですね。
内藤礼さんの考え方にとても共感できるものもあって
今回の東京国立博物館での展覧会にも足を運びました。
本館本館 特別5室の空間の美しさも際立っていて
そこにいる静けさの時間は素晴らしかったです。
会場内は少人数の制限付きなので、
待ち時間はありますけど、穏やかに鑑賞できました。
内藤礼さんの展覧会、いや空間展示というべきか、とてもユニークなのですね。
時間予約で人数制限の中、鑑賞するのですか。
ちょっと難しいアートという気もしますが、贅沢な時間だったことが、写真や文章から伝わってきます。特別5室や1階ラウンジで、東博の建築美もしっかりと味わえたようで。素晴らしいです。
こちらの常設展示もいいですよね。今は外国人も多いのですね。
東博は様々な企画を考え、工夫されているのが感じられます。
今回は、内藤礼さんの精神世界を観るような空間で
私はとても癒されましたし、古代から今へ命のつながりも感じました。
本館本館 特別5室には初めて入りましたが、ほんとうに素晴らしい空間でした。
東博の常設展示と呼応するような構成になっていて
学芸員の方たちの工夫も感じられました~☆